こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
物を持ち上げようとした時などに、
急に起こる[ぎっくり腰]辛いですよね。
突然、腰が痛くなって立てなかったり、歩けなくなったりと。
いつ起こるのかわからないのがぎっくり腰です。
一度、ぎっくり腰を経験した事のある人は、
繰り返す傾向が多い事実があり、どんどん悪化していく人も少なくありません。
と思う中で、
実は、ぎっくり腰って、ある程度予防できるんです。
ぎっくり腰は、だいたい、
どんな時に発症するのかというのが決まっています。
なので、
その動作やタイミングなどさえ知ってしまえば、防ぐことはできるでしょう。
そこで、
今回はぎっくり腰の原因を知って予防に役立てる!
というコンセプトで話していきたいと思います。
- ぎっくり腰になって、安静は悪化を招く可能性があったり
- 腰の柔軟性の低下が一番の原因であるという話であったり
- ぎっくり腰の原因とはなにか
- ぎっくり腰の体験談を紹介しています
今回の内容を理解する事によって、
あなたはぎっくり腰を予防できるように、
必要な事を知る事ができると思います。
是非、一読してみてほしいなと思います。
では、本日もよろしくお願いいたします。
1 ぎっくり腰の原因にはなにがあるのか?
腰痛の原因を特定する事は難しいという事実があります。
そんな中で、腰痛の70%~80%は明らかな原因がわからない。
つまり、【原因不明】といわれています。
原因不明と言われて、
じゃあ治らないのかと思うかもしれませんが、そうではありません。
腰痛の明確な原因を特定するのは難しい。
という事であり、
腰痛の痛みを治す事はできる可能性は大いにあるのです。
また、
ぎっくり腰は、病名ではなくて、総称の一種です。
急激に、突然起こった腰痛のことをひっくるめて、
ぎっくり腰といっているのです。
ぎっくり腰の原因と言われているのは、
急激な腰への負担、重い物を持ち上げる姿勢や動作、
腰の柔軟性の低下などが言えます。
これは、日常生活が原因になっている部分がほとんどです。
ストレッチ不足で体の筋肉や関節がこわばってしまったり。
体の使い方が悪くて、
重い物を持ち上げるとき、
腰に負担がかかってしまったりなどが原因として考えられます。
つまり、これらから言える事が、
の2点がぎっくり腰の最大の原因と言えるでしょう。
2 ぎっくり腰は腰の柔軟性の低下が一番の影響なのか?
ぎっくり腰の原因である、
腰の柔軟性の低下について話していきます。
この腰の柔軟性の低下というのは、
腰の動きが[柔らかいのか?硬いのか?]ということです。
さらに、
前屈ができたり、後屈ができたりするのも当てはまります。
柔軟性は、
ストレッチで筋肉や関節を伸ばしてあげる事で向上していきます。
ですので、
ストレッチをしないと腰が硬くなってしまい、
ちょっと無理な動きをしただけで、
過度な負担が腰に加わってしまうと言えるでしょう。
つまり、
腰の柔軟性が悪い(硬い)と、
ぎっくり腰になる可能性が高くなると言えるのです。
ですので、
ストレッチをして前屈や後屈ができるようになって、
腰の柔軟性の獲得を目指す事が良いのではないでしょうか。
3 ぎっくり腰に安静はダメ!安静はマイナスになるという事実について
ぎっくり腰になったら、安静が一番と聞いた事があるかもしれません。
おそらくあるでしょう。
しかし、
最近ではそれが逆に悪化を招く。
という考えに変化しつつあるのです。
何故かというと、
安静は根本的な原因の解決になっていないからです。
安静は、痛みの解決というよりは、痛みを出さない為に動かない。
という発想だと思っています。
そして、
動けるまで自然と痛みが治まるのを待ちましょう。
という考え方なので、
痛みがやわらいだとしても、
根本の原因が解決していないので、また再発する。
という事が言えるのだと思います。
その逆に安静にしない場合というと。
極力、普段通りの生活を送る事で、
活動量を維持していくという目的があります。
そして、
腰や四肢・体幹などの柔軟性の低下をさせない。
という事です。
腰を動かさなければ動かさないだけ、
腰を動かす事への不安感が高まってしまいます。
この腰への不安感・恐怖感が高まってしまう事によって、
ぎっくり腰が悪化していく。
という人も意外と多いのが事実です。
ですので、
この考え方がいいと思うのです。
4 ぎっくり腰を対処する方法
ぎっくり腰を対処する方法としては、
体操、運動、ストレッチ、食事、生活習慣、疲労を貯めない。
など、
日常生活上で意識していくのが何よりも大切になります。
日頃の行動が大きな影響を与えます。
ぎっくり腰にならないようにするには、
注意点がいくつかあります。
- 荷物を腰だけで持とうとしない
- 下にある荷物は、ちゃんと腰をかがんでから持ち上げるようにする
- 長時間同じ姿勢でいない。
こういった日常生活の注意点を意識できると良いです。
日頃から腰に負担がかからないように、
注意する【意識】がなによりも大切だと言えるでしょう。
5 ぎっくり腰の体験談
ここでは、実際にあったぎっくり腰の体験談を紹介していきます。
Fさん 会社員 男性 40代
「ぎっくり腰になったときは、一体何がおきたんだろうというくらいの激痛でした。
ブーツを履くときに突然なりました。
その痛みが走ってからは、上手に歩くこともできなくなり、座ることも辛くなりました。寝るのもできなく、数日間動きたくないくらい本当に辛かったです。
生活をすることも大変でした。
なので、
安静にする事しかできないと思っていました。
数日、休んで、安静にしていたら、少し動けるようになりました。
それからは痛みは徐々によくなり、整骨院に通うようにしました。
そこで電気治療をしてもらって、
段々と痛みも軽減してきたので、
整骨院の先生に勧められた、
体操やストレッチをするようにしたら、ぎっくり腰の再発はしなくてすみました。」
Bさん 女性 OL 20代
「ぎっくり腰になってしまったのは、朝起きるときに布団から出ようとした時でした。
冬だったので、腰が硬直してしまってからということも原因としてあったのかもしれません。
突然痛みが走ったので、起き上がることが突然できなくなってしまったので、びっくりしました。
会社にいけないくらいの激痛だったので、何日か休むことになりました。
それからは、
徐々に動けるようになったので、会社にも行くことができましたが、生活に支障をきたさないくらいの痛みになったのは、数日たってからでした。本当に辛かったです。」
やはり、突然痛みが起こる。という事が多いのがわかりますね。
この為にも予防の意識は全員に必要だと言えるでしょう。
6 まとめ
ぎっくり腰は本当に怖いと思います。
経験した事がない人でないとその辛さはわからないと思いますが、
動くのもやっとである。
なんていう人も沢山いますよね。
本当に魔女の一撃と言われるくらい、
想像にできないくらいの痛みなんだと思います。
そういったぎっくり腰でも、
ある程度の原因は決まっているのです。
- 腰に急激な負担を加えない努力をする
- 腰の柔軟性を良くする
- 安静になりすぎない・極力動く
などの工夫を実践しながら、ぎっくり腰の原因を知って頂きたいなと思います。
そして、
その知識をぎっくり腰の予防に役立てる。
という流れが重要であり、必要ではないでしょうか。
今回のお話もあなたの力になれば嬉しく思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。