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脊柱管狭窄症にコルセットは有効か?理学療法士が語る。

脊柱管狭窄症にコルセットは有効か?

こんにちわ。

腰痛治療家で理学療法士の平林です。

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)にコルセットは有効なのか?

今回は、これをテーマに話ていきたいと思います。

あなたは、脊柱管狭窄症を良くしたいと思っていませんか?

脊柱管狭窄症とは、

腰痛や足のしびれ・痛みを引き起こす可能性のある症状です。

これは、

脊髄神経の通り道が狭窄される事で発症すると言われています。

脊柱管狭窄症を治す方法も個々に違ってくる事実があります。

ストレッチ、運動、コルセット、投薬など・・・・

考えられるでしょう。

今回は、

この中でも、コルセットについて話していきたいと思います。

脊柱管狭窄症にコルセットは有効であるのかどうか?

この考えは大切で。

腰痛や足にしびれを感じると一度は、

『コルセットをした方が良いのではないか』

と思った事がありませんか。

確かに、

コルセットは脊柱管狭窄症に有効かもしれません。

しかし、必ず有効とも限らないと言えるのです。

そこで、今回は

  • 脊柱管狭窄症にコルセットは有効なのか?
  • コルセットの役割ってなに?
  • コルセットは一時的に楽に感じるもの

という3つの観点を含めて紹介したいと思います。

この記事を読む事で、

脊柱管狭窄症にコルセットは有効であるのかどうか?

知る事ができるでしょう。

そして、

あなたの症状の役に立つ事も少しは可能だと思っています。

是非、最後まで読んでみてください。

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1 脊柱管狭窄症にコルセットは有効か?

まず、間違いない事実として、

有効でもあるし、有効でない場合もある

というのが答えです。

というのも、

大前提に、腰が後ろに反ったり、前に動いたりする事で、

痛みが発症するのがほとんどです。

という事は、

腰の可動性が制限される事で、痛みが起きない。

と言えます。

なので、

コルセットをする事によって、

腰の固定力が高まり、腰を動かす事ができなくなります。

腰を動かせなくなる事で、

後ろに反るのも厳しくなり、前に前屈するのも辛くなると言えます。

そうすることで、痛みが起きない。

という事が言えるでしょう。

つまり、

まとめると

【腰を後ろに反る、前に前屈するなどで、痛みが起きる】

【コルセットで腰を固定する】

【反らす、前屈ができなくなる】

【動かせないので痛くない】

【結果、痛みがないので、楽に感じる】

といった事が言えるでしょう。

なので、

脊柱管狭窄症にコルセットは有効である。

というのが言えます。

また、

コルセットをしても、全く効果を感じない。

という人もいます。

これは、

腰の可動性を固定しても意味がない。

という人でしょう。

この場合は、体操や運動、投薬などの治療を行っていくのがいいと思います。

また、コルセットの使用で注意して頂きたいことがあります。

後にも説明しますが、

コルセットを使用すると弊害も起きます。

これは気を付けなくてはいけない部分です。

その弊害とは、

【コルセットに依存してしまう】
【腰の可動性を固めてしまい、二次的に動きの制限が生じる】

という2点が考えられます。

この2点は注意しなくてはいけない事でもあります。

是非、気を付けて欲しいことです。

2 コルセットの役割について

では、コルセットにはどういった役割があるのでしょうか?

前に述べたとおりに、

コルセットは背骨を後ろにそらさないように、

前屈できないように姿勢を固定する役割があります。

姿勢によって症状が悪化してしまうこともあるので、

そういった症状の悪化を防ぐためにも、

こういったコルセットによる治療が必要になってくるのです。

効果があるのは、コルセットをつけたまま運動療法をすることです。

痛みがそこまでない時にかぎりますが、

運動療法によって筋肉をつけることで症状が改善するということも言えます。

コルセットの役割については、

動きを制限することによって痛みから解法することと、

動きを制限することで、治りを早くするという目的です。

積極的に動いてしまうことによって、

治りが悪くなってしまったり、症状自体が余計悪化してしまう場合もあります。

なので、

痛みが出ているときや、脊柱管狭窄症になったばかりの時は、

ちょっとでも動きを制限する必要はあります。

腰は、何をするにも使う部分なので、

コルセットを使用することによって動きを制限することは難しいです。

意識だけではどうしても動いてしまう部分なので、

コルセットを使用して、

動きを制限するのも一つの方法として覚えて欲しいと思います。

また、

コルセットの弊害として、

【依存性】を引き起こしてしまいます。

『コルセットをしていないと、不安』

という意識が働き、

コルセットから離れられなくなってしまうのです。

こうなってしまうと、

腰の可動性が制限される一方で、

二次的に痛みを引き起こしてしまう可能性があるのです。

なので、

コルセットの使用は、

限定的にするように指導するのがポイントになります。

  • 外出時だけ
  • 仕事の時だけ
  • 腰に負担がかかりそうな時だけ

というようにして、

コルセットの使用は限定的にして、あとは外しておく。

という使い方が何よりも大切だと言えます。

これは、本当に意識してほしい部分です。

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3 コルセットをすると一時は楽なのはなんで?

コルセットは、使用すると一時的に楽に感じます。

これは、

コルセットをつけることによって、

腰の動きを制限しているからです。

動きを制限することで、腰を動かせなくして痛みを出させない。

という考え方です。

なので、

『コルセットをすると、腰の痛みが楽だなぁ・・』

と感じるわけです。

脊柱管狭窄症は、

動さの時に脊髄神経の通り道が狭くなってしまい、

神経を圧迫してしまっているのが原因です。

この圧迫を減らすためにもコルセットで、

腰椎の動きを制限することがとっても意味があるのです。

腰の部分を固定することによって、

神経に触れてしまう部分も少なくなるので、痛みが軽減できると言えます。

しかし、

コルセットをつけっぱなしにしてしまうと、

どうしても筋力低下や可動域制限がおこってしまうこともあります。

脊柱管狭窄症は、

腰周りの筋肉の低下や可動域制限が原因で起こってしまったりもするので、

筋力低下と可動域制限というのは、

脊柱管狭窄症の改善にはつながりません。

コルセットによって痛みが軽減してきたら、

筋力を鍛えるのと可動域の改善を行うのが必要でしょう。

また、

筋力を鍛えると、自分の身体を支えることができるようになるので、

腰に負担がかかるのが防ぐことができます。

腰の可動域制限を改善する事で、

腰の柔軟性が獲得されて痛みが起きにくくなるでしょう。

コルセットはとっても効果的ですし、

治療方法としてもとってもいいのですが、

つけっぱなしによる筋力低下や可動域制限は起こさないように気をつけましょう。

4 まとめ

脊柱管狭窄症にコルセットはとても効果があります。

腰痛にはコルセットは有効だと言えるでしょう。

腰の部分の動きを制限することによって、

痛みの悪化を防ぐことができるのと、

脊柱管狭窄症の症状自体悪化を、

防ぐことが出来るのもコルセットは効果的です。

ただ、

コルセットをつけっぱなしにしてしまうと、

腰周りの筋力低下や可動域制限が生じてしまうおそれもあるので、

そういった点にも注意するべきです。

脊柱管狭窄症にも、腰痛にも、

腰周りの筋肉というのはとっても重要な役割があります。

腰周りに筋肉があることによって、

腰痛の防止になるのは間違いありません。

なので、結論としては、

痛み激しくて辛い時は、コルセットをして痛みを抑える

痛みが和らいで、動けそうであれば、コルセットを外す機会を増やす

コルセットを極力使わないようにして、筋トレやストレッチをする

筋力の向上と可動域の維持・向上に努める

そして、脊柱管狭窄症の痛みの改善を目指す

といった流れが良いのではないでしょうか。

是非、あなたにもこのような思考でチャレンジしてみてほしいなと思います

今回の記事が参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました

では、次の記事もよろしくお願いいたします。

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