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ヘルニアの手術を日帰りで受ける。これが最善とは限らない。

ヘルニアの手術は最善ではない

こんにちわ。

腰痛治療家で理学療法士の平林です

この記事にたどりついたという事は、

あなたは、『ヘルニアを治したい!!』

という気持ちで一杯ではありませんか?

ヘルニアという診断を受けてから、

薬やリハビリで治療をしてきたけど、変わっていない。

症状は辛い状態のままである。

だからこそ、

なんとかしたいという気持ちになっているのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、その気持ちとてもわかります。

なぜかというと、

  • 歩けない
  • 動くのも辛い
  • 肩や腕、手がしびれて物を持てない

といった、

ヘルニアの患者さんを沢山見てきたからです。

薬やリハビリでも状態が変わらない、

症状がヒドイ、なんとかして治したい。

という気持ちになるのは当然でしょう。

だからこそ、

ヘルニアを治す方法として【手術】も一つの方法として考えられると思います。

ヘルニアの手術には、

【入院して、ヘルニアの原因を取り除く手術】

【日帰りでヘルニアの原因を焼失させる手術】

があります。

どちらもメリット・デメリットがある中で、

今回は日帰り手術について言及したいと思います。

  • 日帰り手術できるのか?
  • 日帰り手術の危険性と予後について
  • 日帰り手術をした人の体験談

といった、

3点を含みながら紹介したいと思います。

ヘルニアで手術を少しでも検討しているあなたの役に立つはずです。

この記事を読んで頂き、

ヘルニアの日帰り手術の理解が深まれば嬉しく思います。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

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1 ヘルニアは日帰り手術できるのか?

椎間板ヘルニアは、、日帰り手術が可能です。

日帰りから1泊の手術まであります。

  • PLDD 経皮的レーザー 椎間板ヘルニア減圧術
  • PELD 経皮的内視鏡下 椎間板ヘルニア摘出術
  • PELA 経皮的内視鏡下 ラジオ波 椎間板ヘルニア凝縮術

といった、3つの方法が考えられています。

これらは、

体に侵襲が少なく、負担が低いといったメリットがあります。

保険適用はできないので、

金額は割高になってしまいますが、効果的でしょう。

仕事等で休めないなどの理由がある方には、

こういった短期や日帰りの手術があると嬉しい事ですよね。

椎間板ヘルニアも日帰りで手術ができる。

といった事を、

覚えていただけたら嬉しく思います。

2 ヘルニアは手術でないと治らないのか?

では、

椎間板ヘルニアには手術だけでないのと治せないのでしょうか?

→ そんなことはありません。手術以外でも治す事は可能です。

投薬やリハビリで治る事も多いにありますし、

また、自然と痛みが消える。

といった、自然治癒してしまう場合も少なくありません。

なので、

手術をするまでの状態になっていない場合、

手術以外の方法で治療にあたる事が言えるのです。

手術以外で治療するのを、保存療法といいます。

少し昔までは、

椎間板ヘルニアは手術しか治療方法がないと言われていましたが。

自然治癒したり、リハビリで改善する事もできるのがわかり、

保存療法が多くなってきています。

保存療法の中には、

神経ブロック注射と言って痛みを抑えるために局部麻酔をする方法もあります。

また、

投薬や鎮痛剤を用いて痛みを抑える方法もあります。

次に、リハビリに関してです。

リハビリは、理学療法が中心になるでしょう。

ストレッチや体操もこの理学療法に含まれます。

このように、

ヘルニアは手術以外でも治す事ができる可能性があるのです。

なので、

【手術】は安易に最初から選択するのではなく、

最後の最後の手段として考える方がいいのかなぁと思うわけです。

この思考が少しでも共有してもらえたらうれしいです。

3 ヘルニアの手術の危険性と予後について。

では次に、

椎間板ヘルニアの手術の危険性はどのようなものでしょうか?

3-1 ヘルニアの危険性について

まず、危険性は非常に少ない。

といった事が言えるかと思います。

ヘルニアの手術方式にもよりますが、

ヘルニアは症例が多い症状なので、

比較的ポピュラーな方法だと言えるでしょう。

なので、

手術での危険性は低い方かなと言えるのです。

しかし、

100%安全というのはありませんので、
どんな手術でも危険性は必ずある。

というように、心に思っていただけたらと思います。

3-2 ヘルニア手術後の予後

また、何よりも重要なのが、ヘルニアの手術をした後なのです。

ヘルニアの手術をした後の状態が如何に良いままでいられるのか?

という、一点につくかと思います。

ヘルニアの原因を手術で解決させたとしても、

【何故、ヘルニアになってしまったのか?】

という原因がわからなければ、

元の生活に戻るわけなので、

再度ヘルニアになってしまう可能性もあるでしょう。

だって、

ヘルニアになってしまうかもしれない動作や仕草、

行動などをとってしまう事が考えられるからです

なので、

ヘルニアの手術をしたら、

再発予防のために努力を継続しなくてはならないのです。

この意識も忘れない欲しいなと思います。

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4 実際に手術で改善した人の体験談

ここでは、

実際に椎間板ヘルニアの手術を行った方たちの体験談を紹介していきたいと思います。

Kさん 男性 40代 サラリーマン

”原因不明の腰痛と脚の付け根の痛みに悩み、痛み止めの薬を飲まずには夜も眠れないようになっていました。

満足のいく治療法もみつからないまま約半年が過ぎてしまいました。
このままでは、ヤバイ!!と思い。
思うように仕事も出来ず、肉体的にも限界に近づいていました。
病院を受診したら椎間板ヘルニアと診断されました。
治療法として、
手術を勧められたので、痛みから解放されるならとお願いしました。
手術は、麻酔の効きが良く気がつくと終わっていました。
手術後は次第に動けるようになり、手術前にあった腰と脚の痛みはなく、次の日も異常なく帰宅することができました。
それからは、
日に日に身体も動くようになり、痛みも痺れもなく1か月後にはランニング、筋力トレーニングも出来るようになりました。
手術後2年が過ぎましたが、現在も腰と脚の痛みも痺れも全くなく、
腰痛になる以前と同じ生活を送っています。
特に身体の動きに制限も無く全力で運動が出来るようになった事は、
一時諦めていたこともあり本当に嬉しく思っています。

 

 

Sさん 女性 30代 主婦

”元々腰痛があった私でしたが急に悪化しました。

その後、ベッドの出入りも辛くなり横になっていた時に、不意に出た咳がきっかけで地獄のような激痛に変わってしまいました。

さすっても止まない激痛、泣きながら「痛い、痛い」と叫ぶ日々が続きました。

一日中、左の腰の後ろから足首まで、つってしまっているような、今まで経験したことのない痛みが絶え間なく続きました。

注射も薬も全く効きめがなく、苦しんでいた時に、ある病院を受診したところ、ヘルニアであると診断され、その場で手術を勧められました。

院長先生からも「あなたの場合は、直下型地震だから大変痛いはず、手術をしたら楽になる」と言われ、手術を決断しました。

1時間ほどで「終わりましたよ」と言われました。別室でしばらく休んだ後、「歩いてみて下さい」と言われ、恐る恐る起きてみたら、痛みが全くなく歩く事も出来、嬉しかったです。

迎えに来た家族も涙を流して喜んでいました。”

現在、ヘルニアの手術をしてから1年が経ちましたが、腰が少し痛くなる時がある程度です。

それほど、悪くはなっていないかなぁと思っています。

 

如何ですか?

手術を受けて痛みから解放された嬉しい言葉ですね。

手術をしたら、痛みが改善して、元の生活に戻れた。

という事が言えるでしょう。

しかし、手術が万能ではなく、誰にでも効果がある。

ということではありません。

これは踏まえていただけたらなと思います。

5 まとめ

椎間板ヘルニアの日帰り手術について話してきました。

今は日帰りでできるほど、医療が進んでいる事が言えるでしょう。

保険が適用されないとしても、

効果的な治療方法であれば、有効な治療は沢山あると思います。

また、

医療の技術が進んできているからと言っても、手術が必ず最善である訳ではありません。

保存療法が有効な場合も多くあります。

保存療法と手術のどちらが良いのかは。

症状と病態を総合して、お医者さんと相談して判断するのがいいでしょう。

手術も一つの治療法として、考えていただけたらと思います。

本日のお話しもあなたの参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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