こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
腰の痛みというのは再発しやすい症状と言われています。
ちょっと腰が痛いな・・・
なんか腰が重い・・・
腰の周辺に違和感を感じる・・・
など。
腰が痛くて辛いと感じた経験は、誰にでもあると思います。
その中で、どう対処すればいいのかわからない・・・・。
と感じる事でしょう。
きっと、自然に痛みが治まるまで放置しちゃうのではないでしょうか。
でね、知って欲しいこととして。
この放置する行動こそが、腰痛の再発を促してしまっている可能性があるのです。
この放置が、後々に、大きな痛みに代わってしまう場合が大いにあるのです。
そこで、
今回は、【腰痛の再発を防ごう】というテーマで話していきたいと思います。
◎ 腰痛の再発の知識を得て、再発予防に役立てる事ができる
◎ 腰痛にならないような知識を得て、一生腰痛に困る事がなくなる。可能性が持てる
といった2点のメリットがあります。
腰痛の再発を繰り返していたり、一度酷い腰痛の経験がある方には参考になると思います。
是非、最後まで宜しくお願いいたします。
腰痛は、なぜ再発しやすいのか?
まず、腰はどんな動作でも影響しています。
というのは、
- 歩く
- 座る
- 立つ
- かがむ
- 寝る
- 走る
など、日常生活動作はもちろん。
そもそも、人間が動く場合に必ず関係しています。
腰は、要(かなめ)と言う漢字の通りに、体の中で最も重要とされています。
なので、
体の要は、【腰】といっても過言ではありません。
腰を中心として、人間は動く事ができるのです。
逆説的に言うと、常に、腰への負担は大きい状態なのです。
また、仮に。
治療によって症状が軽減したとしても、腰に負担のかかる日常生活や労働環境をしてしまう事で、腰痛が再発したり、悪化してしまうのも腰痛の特徴です。
腰痛を再発させない為には、腰への負担がかかる日常生活動作や労働環境などを見直すと同時に、休息の仕方も学ばなければなりません。
それらを怠ってしまうと、再発を繰り返しながら悪化を招いてしまう恐れが続く事もあるでしょう。
なので、
というように、認識して頂きたいなと思うのです。
腰痛が進むと併発してしまう症状
では、この項目では、併発してしまう可能性がある症状について紹介していきたい思います。
- 椎間板ヘルニア (ついかんばんヘルニア)
- 坐骨神経痛 (ざこつしんけいつう)
- 脊柱管狭窄症 (せきちゅうかんきょうさくしょう)
- ぎっくり腰 (ぎっくりこし)
の4つの症状について話していきたいと思います。
椎間板ヘルニアとは、
まず、ヘルニアとは、【逸脱する】という意味であり。
背骨と背骨の間にある、椎間板の内部の物質が飛び出してしまう状態を言います。
椎間板ヘルニアとは、この椎間板の内部にある物質が、後方に飛び出してしまい、後方に通っている神経に触れてしまうことで、腰や足に痺れや痛みなどの症状が出てきます。
つまり、
椎間板の内部にある物質が移動・飛び出してしまう
↓
飛びだした物質(髄核)が、後方に流れている脊髄神経に触れる
↓
脊髄神経にふれてしまい、足にしびれや痛みが生じる
症状が悪化すると、手術適応も、考えなくてはいけない状態になりますので注意が必要です。
坐骨神経痛について
次に、坐骨神経痛について話していきたいと思います。
これも腰痛と併発しやすい症状です。
坐骨神経とは、鉛筆ほどの太さがある太い神経であり、太ももや足先まで神経が流れています。
下肢の神経の総称として扱われる事が多いです。
ですので、
この神経が障害されると、痺れや痛みなどを引き起こしやすくなります。
坐骨神経は、お尻からスタートしますが、お尻の筋肉が硬くなる事で、圧迫されてしまうと考えられています。
これは、
腰とお尻の筋肉が同時に疲労しやすい事が原因と言えます。
脊柱管狭窄症について
では、脊柱管狭窄症について話していきます。
高齢者などに多く発症しやすいです。
脊柱管狭窄症は、長い距離をあるくのが難しくなる特徴があります。
間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言って、休み休みでないと長い距離を歩くのが難しくなるのです。
急性であれば、ギックリ腰が代表的
ぎっくり腰は、腰の捻挫とも言われ。
ひどい時には歩くことすら出来なくなります。
物を拾おうとして、持ち上げた瞬間に痛めたり。
くしゃみをした瞬間
顔を洗おうと屈んだ瞬間
朝、起き上がろうとした瞬間
など。
腰を動かそうとした瞬間に痛めてしまう可能性が高いと言えます。
ちなみに、
欧米では、魔女の一撃!とも言われているほど。
ヒドイ、つらい代表的な症状である。
と揶揄されています。
また、
このぎっくり腰の原因を知っていれば、対策することも可能だと言えるでしょう。
腰痛を再発させない為に効果的な治療について
では、腰痛の再発予防の為に、マッサージ・針。
リハビリテーション、手術について話していきたい思います。
どれが良くて、どれが悪い。
というわけではありません。
再発予防の為に、あなたが行う方法として、参考にして欲しいと思います。
マッサージや針は、楽になる場合もある
腰痛は、軽いものであればマッサージや鍼などでも楽になるでしょう。
筋肉は硬くなると組織が酸欠状態になって、痛みを引き起こしやすくなります。
なので、
酸欠状態を解消させると痛みがなくなるので、マッサージや針も効果があると言えるでしょう。
リハビリテーション
次にリハビリテーションとして、運動療法が挙げられます。
腰痛の原因をハッキリとさせて、その原因に対してアプローチしていく方法です。
筋肉や関節が原因であるならば、そこに施術をして治しましょう。
という考えです。
さらに、良い姿勢を意識する必要があります。
姿勢の悪さは、全ての腰痛の原因と言っても過言ではありません。
姿勢が悪い事で、腰を始め、首や肩などにも影響してきます。
ですので、
根本から良くしたいなら、正しい姿勢を身につける必要があるのです。
手術はどうなのか?
また、
日常生活動作に支障が出てしまうと、手術の適応も考慮する必要があります。
しかし、
手術は最終手段という認識を持ちましょう。
医者に手術を勧められたからと言って、すぐに手術をしてまうのは良くありません。
実際に、手術をしても痛みは完全に消えなかったり。
手術をしても、日常生活上の痛みが少し残っていたり。
手術をしても、日常生活に制限が生じて満足いく生活が送れなくなったり。
などとQOL(生活の質)が下がってしまう人も少なくありません。
安易に手術を選択するのは、辞めた方がいいのかなと思うわけです。
そして、
要手術になる前の段階で、如何にケアできるのかが重要となると思うのです。
腰痛の再発を促してしまう日常生活動作とはなにか?
腰痛を再発させやすい日常生活動作はたくさんあります。
基本的には、使い過ぎと使わな過ぎに要注意です。
以下に説明していきます。
使い過ぎによる日常生活動作として
床から、重いものを持つ際に、上半身だけを曲げて、膝を伸ばしたままの姿勢だとかなり危険です。
一回で重篤な腰痛を引き起こす可能性があります。
次に、
立ったまま靴下を履く動作もかなり危険です。
必ず座った状態で履くのが良いでしょう。
次におなじパターンの動作をするのもやめたほうが良いです。
荷物などを抱える、持ち上げる、振り返るなど。
得意なパターンばかりでやると、腰痛を再発させるリスクが高まってしまいます。
右を使ったら左と言うように、パターンを変えるのが重要になります。
これらが、使い過ぎによる日常生活動作です。
使わなすぎによる日常生活動作について
次に使わな過ぎ?について話していきます。
これは同じ姿勢で長時間いることです。
実は、ただ座っているだけでも脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)という、背中の筋肉が働いています。
デスクワークに多い腰痛は、この脊柱起立筋が硬くなり腰痛を引き起こしやすい。
と言えるのです。
デスクワークをするなら30分~1時間に1回は、伸びをしたり、立ったり、と一度休憩を入れましょう。
また、
足を組むと骨盤が歪みます。
同じ足ばかり組むのも、偏ってしまのうで辞めた方がいいでしょう。
睡眠が大切である
最後に睡眠について、付け足したいと思います。
硬すぎたり、柔らか過ぎたりする寝具も避けたい所です。
寝返りが出来る寝具を選ぶといいでしょう。
人間は、寝返りにより身体の歪みを自然に整えていると言われています。
自然と寝返りをとれるような寝具の選択も必要であり、睡眠もかなり重要なのです。
最後に、腰痛を恐れてはいけない
腰痛を過度に恐れる必要はありません。
原因がわかれば対策をすることが出来ます。
腰痛になったらまず、病院や治療院で腰痛の治療を学びましょう。
それを実践しながら再発防止に努めるのがいいと思うのです。
その中で、
予防として、オススメなのは鏡を見て姿勢をチェックする事です。
腰痛の原因の大きな要素として、悪い姿勢が関係しています。
鏡をみて、どれくらい姿勢が悪くなっているのか?
を認知する事で、良い姿勢にする為の必要なポイントが理解できるようになるでしょう。
ここでは、簡単にできる方法を紹介したいと思います。
それは、
あごを引く事と背筋を軽く伸ばす事です。
あごを引いて、背筋を軽く伸ばす事で、自然と良い姿勢になりやすくなります。
良い姿勢の絵
是非やってみてください。
また、
コルセットなどをする人がいますが、筋力が衰えてしまうので、常用はオススメしません。
腹筋や背筋を、適度に鍛えてコルセットに頼らないようになるのがベストです。
また腹圧を高めるトレーニングをすると、なお良いでしょう。
効果的なストレッチについて
次にストレッチを挙げます。
ストレッチは、腰だけでなくお尻や背中など、腰に近い部分を中心にする事で腰痛の緩和と予防になります。
こういったような対策をする事で、腰痛を恐れる必要はないでしょう。
また、
上記の全てを行う必要はありません。
自分自身に適した治療方法を身に着けて、実践する事で腰痛に負けないようになれるでしょう。
是非、実践してみてほしいと思います。
腰痛の再発予防について~まとめ~
生まれた時から腰が痛い人などいません。
その多くは日常生活動作や腰への過度な負担によって、痛みが生じます。
また、
加齢に伴い、骨や組織が変化していく事で、痛みを感じやすくもなります。
しかし、
歳をとっても腰痛がない人もたくさんいるのも事実。
若くてもヘルニアの人もいるのです。
つまりは、
正しい姿勢や正しい体の使いかたを身に着ける事で、腰痛は予防できるという事です。
さらに、
適切な運動と休息のサイクルが守られていれば、痛み知らずの生活も可能なのです。
このように予防と対策を実践していく事で、腰痛の再発を恐れることなく、腰痛に負けない体になる事ができるでしょう。
是非、挑戦してほしいなと思います。
今日の記事も少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。