こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
日本人の多くの方が腰痛に悩まされています。
その、
厄介な腰痛になってしまった場合、どういった対処法があるか気になりませんか?
腰痛持ちであれば、コルセットや腰痛ベルトを持っている方が多いのではないでしょうか。
そして、
腰が痛くなった時にだけ使用する。
あるいは、腰が痛くなりそうなときに使う。
といった所でしょう。
腰痛ベルトやコルセットは、痛みが緩和するという点からも有効だと思います。
しかし、
腰痛ベルトやコルセットにはいくつか、種類があるし、形なども若干変わってきます。
という中で、どんな物を使えばいいのか?
あなたには、何か判断基準はありますか?
どうでしょうか。
適当に選んでませんか?
もしかしたら、
あなたはそのコルセット使用し続けると、
症状の悪化に繋がってしまうかもしれません。
コルセットであればなんでも良い。
と思っている場合は、危険です。
あなたの症状や痛みの場所によって、使用した方がよいコルセットが分かれているのです。
そこで、
今回は、腰痛ベルトについて書いていきます。
腰痛の予防の為にはベルトが必要な場合もあります。
腰痛ベルトの選び方を知っていただき、腰痛の予防に役立てて欲しいと思います。
参考にしてください。
1 腰痛の予防に効果的なベルトとは?どんなの?
腰痛ベルトといっても様々な種類のものが販売されています。
どういった腰痛ベルトが効果的なのでしょうか?
腰痛ベルトの効果として。
- 腹圧を高めることで腰の椎間板にかかる負担を軽減させる
- 腰の動きを制限する役目
といった内容があります。
ここでは、その効果について話していきたいと思います。
1-1 骨盤の固定力が高い
腰痛ベルトで効果的なものは、骨盤の固定力が高いといった点があげられます。
骨盤がきちんと固定していることによって、腰や骨盤の動きが下がります。
そうすると、
腰が固定されて痛みを感じない。
という事が言えるのです。
つまり、
腰や骨盤の余計な動きを起こさない事によって、痛みを起こさせない。
という事です。
1-2 重くない
次に重くないことです。
日常的に使用するものなので、重くないことが大事になります。
重みがあると、腰痛が悪化してしまうこともあります。
なるべく、
腰に負担がかからないくらいのものを選ぶようにしましょう。
1-3 大きくない
ベルトを選ぶときに大きさも重要になってきます。
ベルトが大きすぎないもの、幅が広すぎないものを選ぶようにしましょう。
大きさが合わないと、ベルトを使用していても、効果がなく、意味がなくなってしまいます。
中には、
家族で使いまわす方もいらっしゃる場合もあるかと思いますが。
それは辞めた方がいいでしょう。
自分にあったベルトを購入するようにしましょう。
※ そこで、選ぶ基準としては ※
・ 幅が大きくない、細目の物
・ 骨盤を支える役割である物
といった2点が基本的な目安として考えて欲しいと思います。
2 腰痛ベルトはどんなタイミングでつけるべきか?
では、
腰痛ベルトを使用する際には、どういった時に使用するべきなのでしょうか?
確かに買ったはいいけど、いつつければいいんだろう?
と悩んでしまいますよね。
そこで、
つけるタイミングについて書いていきます。
2-1 体を動かす時に着ける
つけるタイミングとしては、体を動かすときに付けるようにしましょう。
体を動かすことによって、腰に負荷がかかってしまいます。
そういったのを防ぐために使用しましょう。
腰痛の悪化防止のためにも、稼働を最小限に抑える事と。
腰を安定させることを目的として、つけるようにしましょう。
という事で、
仕事や運動など、外に出かける際につけるようにしましょう。
自宅で安静にしていたり、比較的体を動かさないという場合は、積極的にコルセットを外すようにしましょう。
コルセットの長期的な使用は、二次的に障害を起こしてしまう可能性があるのです。
2-2 安静時はつけない方が良い
先ほど、ベルトをつけるタイミングとして、体を動かす際につけるようにしましょう。
と述べました。
では、
安静時というのはどうすればいいでしょうか?
安静時は逆にベルトはつけないでおきましょう。
体が窮屈になってしまうのと、
やはり、
固定していることによってしめつけが起こってしまいます。
そうなると、
腰の柔軟性が低下して、腰の可動域制限が生じてしまいます。
腰の可動域制限が生じてしまうと、少し腰を動かすだけで、痛みを感じてしまう場合もあります。
なので、
安静時はなるべく、ベルトをしない方がいい。
と言えるのです。
2-3 着けっぱなしは悪化を招く
安静時はベルトを外すようにして。
日常生活の中では、ベルトのつけっぱなしはしないようにしましょう。
ベルトのつけっぱなしによって、依存が生まれてしまいます。
- 安静時でも、ベルトをしていないと不安、怖い
- ベルトをしないと腰の痛みが再発してしまうのではないか・・・と怖くなってしまう。
といったように恐怖心が生まれてしまうのです。
この恐怖心からの依存が出来上がってしまうと。
とれるのに、時間がかかってしまい。
痛みが改善されないケースも考えられるのです。
なので、
ベルトのつけっぱなしは、極力控えるほうが良いと思うのです。
また、
つけっぱなしになってしまうと、筋力が落ちてしまうなんてこともいわれています。
筋力の低下や可動域制限によって、腰の痛みが生じてしまう。
という事があげられます。
予防や治療のためにも腰周りの筋肉が大事になってくるので、筋力の低下や可動域制限は起きないように注意しましょう。
3 腰痛ベルトをしていると筋力はおちる
先程も述べたように、
中には、
腰痛ベルトをずっとしていると筋力がおちるなんてこともいわれています。
なので、
ベルトをつけるタイミングを決めましょう。
安静にしている時やそれ程、腰が痛くない時までもベルトを着けてしまう事によって、筋力を使わなくなってしまうので、腰の筋力低下が起きるのです。
また、
腰痛ベルトをつけっぱなしで、腰痛ベルトに頼ってしまっていると、筋力はおちてしまうでしょう。
筋力がおちてしまうと、腰痛の悪化の原因にもなってしまうので。
筋力がおちないように、きちんとつけるタイミングをきめて使用するようにしましょう。
そうして、
筋力低下を防いで欲しいと思います。
4 まとめ
腰痛になってしまったら、腰痛ベルトを使用することはとっても効果があります。
しかし、
腰痛ベルトをつけっぱなしにしてしまうと、逆に腰痛を悪化させてしまうこともあるのです。
つけっぱなしはしないように気をつけて、腰痛を防止しましょう。
そして、
腰痛を治すように、ベルトを活用するようにしましょう。
また、
腰痛ベルトも、自分に適したものをつけないと効果を発揮しません。
なので、
自分にあったものを購入するようにしましょう。
上手に腰痛ベルトを使用すれば、腰痛を解消・軽減する事はできるでしょう。
是非、このような意識をもって頂けたらと思います。
今回の話もあなたの役に立てばうれしく思います。
最後まで、ありがとうございました。
次の記事もよろしくお願いいたします。