こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
- 腰が痛くて辛いし、動けないし、歩けない、どうしよう・・・・
- ぎっくり腰が治らない・・・
- ぎっくり腰で仕事を辞めるのってありかなぁ・・・
このような経験ってありませんか?
ここまでは酷くないにせよ、ぎっくり腰のような痛みを感じて辛いなぁ。
と感じたことはありませんか。
今回は【ぎっくり腰で退職は正当な理由になるのか?】といった内容です。
ぎっくり腰で退職する事は、正々堂々と理由にして良いのかどうか。
ちょっとでも悩んてしまう人のために記事にしました。
ぎっくり腰で仕事を辞めようか悩んでいるあなたの力になれたら嬉しく思います。
是非、参考にしてください。
ぎっくり腰は退職の理由になる。という意見を紹介
ぎっくり腰は仕事を辞める理由になると思っています。
なぜか?これから話したいと思います。
ぎっくり腰も退職の理由になる。
結論からいうと、ぎっくり腰は退職の理由になりえます。
「ぎっくり腰」という名称は多くの方が耳にするもので、珍しいものではないでしょう。
退職するほどのものではないという印象を持たれているかもしれませんが、ぎっくり腰はいつ再発するかわからないのが実際です。
- 立つことも歩くことも辛いし、動けない・・・・
- ちょっと動くだけで腰に激痛が走る・・・
など動く事ができないくらいな状態に感じる人は多くいます。
ぎっくり腰の原因は、仕事だけではありませんが、腰に負担のかかる業務内容であれば十分考えられるのです。
つまり、どんな仕事でも、どんな人にでもぎっくり腰になる可能性あるのです。
もちろん、ぎっくり腰になりやすい職業も存在します。
ぎっくり腰を一度でも経験していると、不安を抱えたまま仕事を続ける形になる人が多いのも事実です。
なので、考え方としたら、退職して腰への負担が少ない仕事に転職した方が、より幸せな人生を送ることができるかもしれません。
仕事中のぎっくり腰は、自分だけの問題で済まない事もあるでしょう。
職場にも迷惑をかけてしまうし、業務に支障を与えてしまう可能性もあります。
腰が痛いのを我慢して仕事をしていたとしても、パフォーマンスも下がるだけだし、仕事の効率も下がるかもしれません。
そうなってしまったら、自分にも、会社にも、仕事仲間にも良くないでしょう。
極論、迷惑をかけてしまうかもしれません。
この場合、休職して腰痛を治す為に専念するという戦法もありですが、そこは会社とあなた自身のお話合いです。
つまり、ぎっくり腰は人生を変えるほどの病状と言えると思います。
このような事から、ぎっくり腰は退職の理由になる。
このように考えられるのではないでしょうか。
ぎっくり腰を治す努力を一番にしよう
とは言っても、退職を考える前に、ぎっくり腰を治す努力をするのも最優先かなぁとも思う次第です。
退職よりも、ぎっくり腰が治ればそれでOKですよね。
という事で、ぎっくり腰を治すための思考について話したいと思います。
自分に適したぎっくり腰を治す方法は必ずある。はず・・・
医学的にぎっくり腰は、急性腰痛症などと呼ばれることもあります。
ぎっくり腰というものは、1つの病態をさすものではありません。
急に起こった激しい腰痛の総称です。
したがって、その原因箇所は、椎間板、関節、筋肉、靭帯など複数考えられるのです。
その部分を損傷する原因としては、一般的に加齢、遺伝的要因、腰への物理的な負担などがあります。
ぎっくり腰はこれらの要因が重なって起こるのです。
加齢、遺伝の問題は避けられないので、自分でできる対策としては腰への物理的な負担を減らすということになります。
具体的な例として
- 良い姿勢を意識してみる。(悪い姿勢になってしまう事も問題なし)
- 簡単な筋トレを行う
- 毎日、軽いストレッチを行う
良く聞く当たり前の事なのですが、意外と意識して実践してみる事が大切です。
また、ぎっくり腰を発症した直後は動けないことも多いので、まずは安静にする場合もあるでしょう。
他には、発症時に椎間板ヘルニアになっている可能性もあるので病院で診察を受けた方が良い場合もあります。
病気や原因が見つからない、わからないぎっくり腰であれば、何もせずに自然と改善していく場合もあります。
しかし、安静期間が長すぎると予後が悪くなる場合もあるので、できる範囲で早くから歩く、立つなど普通に生活するようにした方が良いです。
痛みは時間とともに軽減・改善していく傾向が強いので、怖がる必要はないでしょう。
ここで、一つ問題点とすると。
大体の人が以前と同じ生活を繰り返すことになります。
そうなると、またぎっくり腰を起こす可能性があります。
どういう事かというと。
という事から、ぎっくり腰の原因を探して対策を行っていく必要があるのです。
痛みがなくなったら終わりではありません。
大切なのは、ぎっくり腰を二度と繰り返さないための対策です。
ぎっくり腰の予防対策まで行って初めて、ぎっくり腰の治療は完成されるということを忘れないでほしいと思います。
その方法として。
- 姿勢が悪ければ矯正する
- 体が固いのであれば柔軟性を増す
- 筋力が十分でなければ筋力強化をする
- 動作法が悪いのであれば、正しい動作法を身につける
など、自分の足りない部分を分析して、自分にあった対策を行うことが大切です。
是非、努力してほしいと思います。
諦めないで治療をし続けよう
原因が特定されないことの多いぎっくり腰ですが、ぎっくり腰には必ず原因があります。
治らないものとはとらえないようにしましょう。
適切な対策をすれば改善の可能性はあります。
(まぁ、この適切な対策をみつけるのが難しい部分ではあるのですが・・・)
「どうせ何をしてもなおらないから」と諦めて対策を行わなければ、治るものも治りません。
治療をやってみないとわかりません!の精神が大切です。
よく治療に通ったけど治らなかった。
などという経験談を聞くことがあります。
治療に通うことは悪いことではありませんが、治療者に治してもらうという考え方だけでは解決しません。
あとは、その治療があなたに合っていなかった。
というだけのお話です。
もしくは、もう少し通い続けたら治ってたかもしれない・・・。
などと。
ホントに治療の見極めのタイミングって難しい部分になります。
腰痛の治療は自己管理なしでは完成しません。
努力して自分を変えること(身体的・精神的・社会的)が大切なんです。
また、一時的なものではなく継続して行っていくものでもあります。(コレがまた難しいんですが・・・)
このような努力が改善へとつながっていきます。
諦めることなく、対策を継続していくことで軽減・改善への道は開けると思います。
是非、諦めなずにしてください。
では、これより、下記にぎっくり腰の行った方が良い治療についてお伝えします。
①姿勢を改善する
猫背に代表されるような悪い姿勢は、腰への負担を増加させ、ぎっくり腰などの原因になります。
姿勢は起きている間を通して腰への負担の原因となり、その影響力は大きなものです。
特に椅子に腰かけた姿勢(椅坐位)は腰部への負担を上昇させやすいと言われています。
具体的には、まっすぐ立った時の腰への負担を100とした場合、椅子に腰かけただけで負担が140程度まで上昇するとされています。
つまり、立位よりも、座った姿勢の方が腰の負担は約1.5倍大きい。
という事です。
ちょっと意外ですよね。
立っているより、座っている方が腰に負担が大きいという事実・・・・。
で、背中が丸くなればさらに負担は上昇するので、無視できるレベルではないことがお分かりになるのではないでしょうか。
なので、デスクワークなどで長時間椅子に腰かけている方やドライバーの方などは特に注意が必要です。
と伝えたいと思います。
②柔軟性を改善する
体の柔軟性を良くすることはぎっくり腰を治すのに重要です。
関節が固ければ、痛みを起こしやすくなります。
これは、なんか想像できるのではないでしょうか・・・・
単純なのですが、柔軟性が高まればスムーズな運動が可能となり、筋肉や関節組織の損傷を防止することも可能となります。
③筋力を強くする
筋力は良い姿勢の維持や腰への負担を軽減するために必要です。
姿勢を保つだけでも、背筋や腹筋の力はつかっています。
なので、ある程度の筋力を獲得しておくことで、ぎっくり腰の予防にはなっています。
また、物を持ち上げるなどの時に、腰を曲げて腰の力だけで持とうとすると痛める事が多いです。
なので、足の筋力や力をつけておくのは役に立ちます。
覚えておいてほしいと思います。
④腰への負担が少ない動作を習得する
体の柔軟性や筋力が向上したからといって、雑な動作をしてしまえば努力が水の泡になります。
安易な動作がぎっくり腰を誘発します。
重い物を持つときに足の力を使う事をみにつけたり
座った姿勢や立った姿勢の時は良い姿勢を意識する。
といったことを意識するだけで大きく変わります。
腰への負担が少ない動作を習得する事は重要といえます。
是非、意識してください。
治らないわけではない。という話
仕事の内容によって、ぎっくり腰(腰痛)になってしまう可能性はあるでしょう。
その後、改善する人もいれば、良くならない。
という人もいます。
で、腰の痛みが治らず、仕事もできない状態になってしまえば、それはもう、仕方ないですよね。
退職・転職・異動を考えてしまうのは自然な事だと思います。
しかし、ここで一つ考えてほしいのが。
【治療や何をしても治らないのか?】
というところです。
ぎっくり腰の治療も治療家の数ほど治す方法があります。
なので、ぎっくり腰の治療をしても治らなかったとしても、それは、その治療では良くならなかった。だけである。
という可能性もあると思うんです。
つまり、また、違う治療をしてみれば、改善する可能性はあるでしょう。
という考えです。
可能性というのは、同じ仕事を継続できる可能性です。
諦めずにぎっくり腰の治療を行い続ければ、きっと良くなる瞬間はあるはずです。
と私は考えています。
それでも、今腰の痛みでどうしようもない場合は、退職・転職の判断もいいと思います。
無理が一番よくないので。
というような意識でとらえてほしいなと思います。
また、退職や転職は精神的ストレスや経済的な打撃を受ける原因になることも少なくありません。
退職の決断に当たっては、十分に自分自身の生活について客観的な評価を行うことが不可欠となります。
考えて、考えて、考えたうえで決めてほしいと思います。
まとめ
今回はぎっくり腰と退職についてお伝えしました。
ぎっくり腰の原因は、仕事内容との関連もあるため、休職や退職の理由となります。
仕事を辞めること、又は業種を変えることで、腰への負担が減少し、腰痛の改善、再発防止へもつながると思います。
しかし、退職や転職をしても、何の対策もしなければ、ぎっくり腰の再発もあるでしょう。
腰は自分で治すものであって。
自分自身で腰痛にならないようにを維持するものです。
そのたまえには、ぎっくり腰の予防対策を行っていく必要があるのです。
このように考えてほしい次第です。
本日の内容があなたの約に立てばうれしいです。
最後までありがとうございました。