こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
いつもありがとうございます。
椎間板ヘルニアという症状に多くの人が悩まされています。
腰の痛みから足の痛みやしびれなどとですね。
その中で腰から足にかけて、
異常が生じる可能性があるのが椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアの治療として、
有効な方法は手術をしない保存治療だと考えています。
この保存療法は、
手術をしないで治療をするという考え方です。
今回は、この保存治療とはなにか?
実際に、
保存治療の種類や保存治療でヘルニアが改善した例を紹介しますね。
1日も早く、
椎間板ヘルニアをちゃんと治したいと思っているあなたに、
役に立つ内容のはずです。
今回の内容を知る事によって、
椎間板ヘルニアは手術をしなくても、
自分の力で治す事が可能なんだとほんの少しでもご理解頂けると幸いです。
それでは今日も宜しくお願い致します。
1 そもそも、保存治療とはなにか?
保存療法というのは、
手術以外の治療方法のことをいいます。
種類としては、
リハビリといわれる、
運動療法、物理療法や投薬などのものがあります。
椎間板ヘルニアの保存療法によって、
80%~90%の割合の方が改善していると言われてもいます。
2 保存治療の種類
では、これより、代表的な保存治療を2つ紹介していきます。
2-1 リハビリ
リハビリは大きく、運動療法と物理療法に分かれます。
【運動療法】
椎間板ヘルニアの中で、
最も多く行われている治療方法がこの運動療法になります。
理学療法士によって、
筋力トレーニングやストレッチを行い、筋力や筋肉の柔軟性を高めます。
日常生活上での姿勢や注意点を指導します。
こうすることによって椎間板にかかる負担を軽減したり、
痛みがおこりにくい体を作っていきます。
椎間板ヘルニアは、日常生活習慣によって大きく変化してきます。
長時間の肉体労働や不自然な姿勢や動作によって、
悪化すると言われています。
一番は、この運動療法から始めるのがいいでしょう。
【物理療法】
温めたり、電気をかけたり、腰を牽引したりする事で、痛みを抑えましょう。
という考えです。
・牽引療法
牽引機械で、
腰骨(腰椎)を引き伸ばして筋肉や靭帯の緊張をとろうとしたり、
椎間板にかかる圧力というのを下げて、
関節の動きをよくする目的で行います。
・電気療法
皮膚に電極を貼り付けて、
電流を流し、筋肉を動かすことで、血流の改善などをはかります。
・温熱療法
幹部を温めたり、筋肉をゆるめて、
血行をよくすることによって痛みを軽くすることを目的に行います。
ここで、覚えていただきたい事が、
物理療法は効果があるという専門家もいますし、
効果がないという専門家もいる。
という事です。
なので、やってみて、
などの感覚を感じるのであればやるというのがいいでしょう。
必ず物理療法をしたからといって、
良くなるものではありません。
この事を覚えておいてほしいなと思います。
2-2 投薬
投薬は、痛みや炎症が強く出ている時など。
急性な症状が出ている場合は、頼ってみるのもいいでしょう。
こういったときには、投薬が有効な場合が多いです。
痛みが出ている場合は痛みを取り除くことが一番大事になるでしょう。
椎間板ヘルニアの時に処方される薬は、
非ステロイド性消炎鎮痛剤や、
筋弛緩薬、オピオイド鎮痛薬、神経性疼痛緩和薬などが。
用いられると言われています。
どの薬を使用するかはお医者さんの判断が必要になるので、
きちんとお医者さんの言われたとおりに服薬するようにしましょう。
3 椎間板ヘルニアに有効な保存治療は?
椎間板ヘルニアに有効的な保存療法は、痛みが強く出ているときは、
やはり、
投薬で一時的に痛みを抑えるのもありでしょう。
しかし、一番は運動療法がいいと思います。
椎間板ヘルニアは、
筋肉の低下や衰え、関節可動域の低下が影響しているので、
筋肉を鍛える事によって、
椎間板ヘルニアを改善することもできるでしょう。
完治とまではいかなくても、痛みに関してはすごく軽減します。
また、
椎間板ヘルニアの再発も予防できます。
運動することは、
椎間板ヘルニアだけではなく、
様々な部位にもとってもいいので、
是非、無理なく運動をしてみるといいでしょう。
医師もまず、
状態をみて、その人にあった治療法を処方しますが、
運動療法を進める医師はとっても多いです。
運動療法の保存治療は、
リスクが低い上に改善度合いも高いので、
最初に選択するべき治療方針だと思うのです。
これが保存治療を選択する一番の理由と言えるでしょう。
4 保存治療で改善した体験談
椎間板ヘルニアの患者さんが保存治療で改善した話。
腰から太ももにかけて痛みとしびれを感じいてた。40代主婦
歩くのも辛い程の痛みで苦しんでいた。
何をするにも痛みとしびれで辛いという状況。実際にこの方は医師から椎間板ヘルニアと診断をされたとの事で、そこでは、投薬で様子をみましょう。
という診断であったとの話。
まず、理学検査を行い、身体の柔軟性などを診察した結果。
腰の柔軟性が明らかに低い事がみられました。
そこで、私が行った事は、保存治療として。
腰の柔軟性を向上させるストレッチの指導と日常生活上での注意点を伝えました。
そうすると、1か月、2か月、3か月目と少しづつ良くなっていきました。
最終的には、8か月目でほとんど痛みを感じなくなり、自己体操でコントロールできるようになりました。
この方は、
指導された内容を真面目に取り組んで頂けた事が一番の良くなった理由でしょう。
5 まとめ
いかがでしたでしょうか?
保存治療で実際に椎間板ヘルニアが、
改善した患者さんの事例も一つご紹介させていただきました。
椎間板ヘルニアの治療はまず、保存治療が良いでしょう。
少し前までは(今も少しある)、椎間板ヘルニアは手術でしか治らない!!
というイメージが強かったかもしれませんが、実際に今では、そうではありません。
椎間板ヘルニアは、手術以外でも完全に良くなる事はあるのが事実なのです。
なので、最初から手術をする。
という選択はしないで良いかなと思うのです。
椎間板ヘルニアは保存治療で良くなる可能性はある!!
という事を頭に覚えておいてほしいと思います。
今回の話もあなたの力になれば嬉しくおもいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。