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椎間板ヘルニアと腰の痛み。実際の体験から伝えたいこと

椎間板ヘルニアと腰の痛みについて

こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。

腰や足が痛い・痺れる。

などで。

病院に受診すると椎間板ヘルニアと診断される方はわりと多くいます。

では、

椎間板ヘルニアと診断されてあなたはどのように感じるでしょうか?

【あ、もう手術しか治らないんじゃないのかなぁ・・・】
【この痛みを我慢するしかないかぁ・・】
【放っておけばなんとかなるかな・・・】

などが頭によぎると思います。

 

医師から

【椎間板ヘルニアですね!】

 

と診断されたら不安になるのは当然な事でしょう。

では、

【ヘルニア】って聞いた事はあるけど、

実際にどのような状態なのでしょうか。

これを知らないと不安だけが先行して、

本来良くなる症状であっても、良くならないと思うのです。

そこで、今回は、椎間板ヘルニアと腰の痛みをテーマにして。

  1. ヘルニアについて
  2. 症状
  3. 原因
  4. 治療法
  5. 実際の体験談
  6. まとめ

という順番で紹介したいと思います。

椎間板ヘルニアと診断されたあなたにとって、

理解しやすいようにまとめてみました。

是非一読してみてください。

では、宜しくお願い致します。

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1 まず、ヘルニアってなに?

【ヘルニア】とは、

体の中にある臓器が本来あるべきところから飛び出てしまった状態のことをいいます。

椎間板ヘルニアや鼠経(そけい)ヘルニアが有名でしょう。

鼠経ヘルニアは脱腸の事を言いいます。

脱腸とは、腸を覆っている筋膜が弱くなってしまい、
腸がその筋膜を押し上げてしまう事で、
本来、腸があるべきところから飛び出してしまっている状態の事を言います。

で、椎間板ヘルニアとは、

背骨と背骨の間にある、

椎間板(ついかんばん)と言われる組織の逸脱の事を椎間板ヘルニアと言います。

この椎間板は、髄核(ずいかく)と線維輪(せんいりん)という組織で構成されています。

線維輪は髄核を覆っており、髄核は線維輪の中心に存在しています。

この髄核が線維輪を突き破ったり、

押し出したりしてしまう事がヘルニアと言うのです。

つまり、

この髄核と線維輪の構成が崩れてしまう事によって、

ヘルニアが発症してしまう状態を、椎間板ヘルニアと言うのです。

椎間板は背骨に存在しているので、

首・胸・腰とそれぞれに椎間板ヘルニアになってしまう可能性があるのです。

その中で腰と首の椎間板にヘルニア現象が発症しやすいので、

首と腰の椎間板ヘルニアが生じやすいと言えます。

胸のヘルニアが少ない理由としては、

胸の骨自身に可動性が少ない事が胸の椎間板ヘルニアが少ない原因と言えます。

2 腰椎椎間板ヘルニアの症状は

腰椎の椎間板ヘルニアは、

腰・臀部・太ももの前、裏・ふくらはぎ・すね・足裏などに。

痛みやしびれを感じることです。

背骨のどこの位置の椎間板がヘルニアになってしまうかによって、

大まかに症状が出る位置が決まってきます。

大体は、

腰から太ももの裏にしびれや痛みを感じる方が多いでしょう。

しかし、

症状は様々なので、

感覚障害も感じる場合もありますし、

一概に『これだ!』と決めつける事はできません。

3 腰椎椎間板ヘルニアの原因は

椎間板ヘルニアになってしまう原因としては、

椎間板への圧力がかかる事によって生じると言われています。

椎間板は、

髄核という柔らかい組織と、

それを覆う線維輪という硬い組織で出来ています。

椎間板に圧迫力が加わってしまう事で、

線維輪の中にある髄核が移動してしまい、

線維輪を飛び出してしまう事によって、

椎間板ヘルニアになってしまうのです。

つまり、

髄核が飛び出てしまって、

神経にふれることで痛みやしびれといった、症状が現れてしまうと言えるのです。

また、

原因としては、喫煙や遺伝も考えられると言われています。

しかし、

この可能性は少ないと考えていいでしょう。

椎間板自体は加齢によって老化が始まります。

年齢が重なるにつれて、

腰への負担は多くなるので、

椎間板ヘルニアのリスクも増えるのは当たり前でしょう。

加齢による椎間板の老化や、激しいスポーツなど。

中には仕事上のストレスも影響すると言われています。

原因はいろいろと考えられるのですが、一番の要素は

『悪い姿勢や腰への過度な負担』です。

この腰への負荷によって、

椎間板の髄核が線維輪を突き破ってしまうと言えるのです。

4 腰椎椎間板ヘルニアの治療法はなにがある?

椎間板ヘルニアの治療方法には、

保存療法と観血的療法という2つの考え方があります。

観血的療法というのは主に手術のことをいいます。

保存療法というのは、

手術以外の、治療方法のことを表しています。

保存療法は

  • 投薬
  • 注射による痛みの軽減
  • コルセットなどによる装具治療
  • 運動療法、電気治療などのリハビリ
  • 手技治療

のことを保存治療と言っています。

保存療法は、

手術と違って体にメスを入れる事がないので、リスクは低いと言えるでしょう。

なので、

まずは第一選択に保存療法で治療を進める事で、

『症状が治るのか?』を判断していくべきだと思うのです。

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5 ヘルニアの方に聞いてみた!実際の体験談と悩み。

椎間板ヘルニアで悩まされていた方の体験談を紹介していきたいと思います。

 

Yさん 女性 30代 主婦

「ヘルニアと診断され痛みに耐え切れず、精神的に参っていました。
少しでもいいからこの痛みから逃れたいと思い、一時的な痛み止めとして2週間に1度注射を受けてました。

 

硬膜外ブロック注射はほとんど痛みがなかったのですが、神経根ブロックという注射は、泣き叫ぶほどの痛みで辛かったです。

注射をした後は、数日楽になるのですが、効果が消えると、痛みが再発してくる。

 

このような状態を繰り返していました。

 

数週間通い続けていたのですが、ある時に。

う~ん、これだと、病院に通い続けなくてはいけない。

 

という気持ちが強くなるのと、

でも治したいという気持ちの板挟みで悩んでしまっていました。

 

このジレンマによって、精神的にも辛い状態になってしまっていました。

 

そんな思いの中で、治したい気持ちの一心で根本を解決させるための治療はないのか?

と模索しつづけていました。

 

これは、実際の私の患者さんのお話です。

このYさんは、

現在は、痛みを感じるときもありますが、

簡単な運動や姿勢の意識だけで腰痛に負けない生活を送る事ができています。

この実話から言える事は、

対症療法(一時的に痛みを無くす治療)に依存するべきではなく、

根本の原因を解決させる治療を

みつける努力をするべきである。

という事が言えるのかなぁと思います。

6 まとめ

いかがでしょうか。

椎間板ヘルニアの症状を治すためには、

『ヘルニア』の意味を知ってヘルニアの理解を深めましょう。

そうする事で、

ヘルニアにならない為に必要な行動が明確になると言えます。

そして、

行動が明確になると、腰痛を治すための行動もハッキリとするでしょう。

その中で、

手術を行わない保存療法でまずは、治療に取り組むべきだと思うのです。

それでも、

もし保存療法で軽減・改善しないのであれば、最終手段として手術を考える。

このような流れがあなたの『ヘルニアの症状』を改善させるために必要な考え方だと思うのです。

今回の話もあなたの参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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