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圧迫骨折は高齢者に多い理由を理学療法士が解説する

圧迫骨折は高齢者に多い

こんにちわ。

腰痛治療家で理学療法士の平林です。

圧迫骨折という骨折をあなたはご存知でしょうか?

圧迫骨折とは、高齢者に多い骨折と言われています。

背骨の骨折のことなのですが、言葉の通り、背骨に負担がかかって、背骨と背骨骨が圧迫されることで起こります。
(背骨は小さい骨の積み重なりでできています。)

では、その圧迫骨折がどうして高齢者に多いのでしょうか?

という疑問です。

そこで今回は、この【圧迫骨折と高齢者】というテーマで話していきたいと思います

この記事を最後まで読めば、圧迫骨折の概要やリスクが理解できることでしょう。

きっと、あなたの役にたつはずです。

最後まで読んでほしいと思います。

本日もよろしくお願いいたします。

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1 圧迫骨折は高齢者に多いのはなんで?

まず、なぜ圧迫骨折は高齢者に多いと言われているのでしょうか?

その原因として言われるのが、高齢者は、骨粗しょう症になっている方が多いからということがいえます。

骨粗しょう症というのは骨密度が低下して、骨がスカスカになってしまう状態の事です。

その中でも、女性はホルモンバランスの影響から、骨粗しょう症になる可能性が高いです。

つまり、骨粗しょう症が起こった状態で、骨に強い圧力がかかってしまうと発症する。

と言えるのです。

さらに、このような場面だと、圧迫骨折になる可能性が高くなってしまう。

という事も考えられるのです。

高齢者の方が、圧迫骨折になってしまう原因として。

★ 重いものを持ち上げた時
★ 転んだ時
★ 長時間、中腰の仕事をしていたとき

などに起こりやすいと言われています。

さらに、もともと骨粗しょう症が原因となっている場合もあります。

これらの原因や要素から、高齢の方であれば、ある程、圧迫骨折になりやすい。

と言えるわけです。

2 圧迫骨折は気づきにくい

そこで、中には、圧迫骨折を起こしているのに、痛みに気づかないという方も多々いらっしゃるのです。

ちょっと腰が痛いなとか、ちょっと背骨が痛いなと感じていたら、気づかないうちに、圧迫骨折を起こしていたなんてこともあるでしょう。

段々と姿勢が悪くなってきたなとか、周りの人から、背骨が丸くなってきたんじゃない?

と指摘を受けてみて、病院を受信してみたら、圧迫骨折が起こっていたということで気づくこともあるのです。

高齢になるほど、こういったことも少なくありません。

気づかないうちに、一箇所だけではなく、何箇所も骨折してしまっていたなんて例もあります。

少し違和感があるなと感じていたら段々と姿勢が悪くなっていて、病院にいったときには、何箇所も骨折をしてしまっていたなんてことがあるのです。

なので、このようになる前に、違和感を感じたらすぐに受診するようにしましょう。

そして、悪い姿勢を極力良い姿勢に意識できるようにするのがいいでしょう。

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3 圧迫骨折になってしまったら・・対処法について

もし、圧迫骨折を起こしてしまったら、どういった対処をすればいいのでしょうか?

圧迫骨折と病院で診断された場合は、ほとんどが保存療法です。

コルセットやギプスで固定して、骨の変形や痛みを抑えるということを目指します。

こういった対処をして、痛みが治まっても、コルセットやギプスがないと不安だ!!

というような恐怖感が生じてしまう事もあります。

なので、恐怖感が生まれないように、初めから対処する事も必要だと思います。

また、何よりも、【良い姿勢を意識する】というのが大切です。

いくら、コルセットやギプスをしても、良い姿勢を意識する気持ちがないと良くなりません。

良い姿勢は、腰にとって有効な状態と言えます。

なので、良い姿勢を意識するのは必要不可欠だといえるでしょう。

また、痛みがひかない場合などは、手術をする場合もあります。

圧迫骨折での手術は少ないですが、稀にあるので、最終手段として、ありかもしれません。

是非、このように意識してほしいなぁと思います。

4 圧迫骨折のリスクについて

圧迫骨折は、他にも影響を与えてしまいます。

骨折を起こして背骨が前かがみになってしまうと、腹腔が小さくなり、肺活量が少なくなって疲れやすくなってしまいます。

もともと心臓が悪い人は心臓の機能がさらに悪くなるでしょう。

そして、心不全のリスクも高まります。

腹腔が小さくなると、ものを食べようとしても、なかなか食が進まない症状が出てきます。

胃液も逆流をお越しやすくなってしまうでしょう。

圧迫骨折によって、内蔵に影響が出てきてしまう場合もあるのです。

また、姿勢も悪くなってきます。

圧迫骨折は背骨が丸くなってしまうのが特徴です。

背骨が丸い人が、全て圧迫骨折を起こしているというわけではありませんが。

圧迫骨折が一つの原因になって、背骨が丸くなってしまったりするのです。

圧迫骨折は骨折した部分とは違う部分に、影響が出てきてしまう場合もあります。

内臓などに影響が出てきてしまう事があるのです。

圧迫骨折をしてしまったら、早めに対処したほうが、他の部分への影響は最小限にすみます。

少し違和感を感じたら早めの対策が必要だと思います。

5 まとめ

圧迫骨折と高齢者の関係について書いてきました。

圧迫骨折がどうして高齢者の方に多いのかがわかって頂けたかと思います。

骨粗鬆症によって、高齢者の方は圧迫骨折になりやすい。

というのが言えて、さらに、悪い姿勢が追い打ちをかけるように影響している。

という事が言えるでしょう。

で、何よりも一番怖いのは、気づかないうちに圧迫骨折を起こしてしまっているというものです。

圧迫骨折というのは、早めの対処が大事になってくるので、早く原因をみつけて、二次障害を防ぐようにしましょう。

また、圧迫骨折は時間が経てば、自然と痛みが消えるのが特徴でもあります。

なので、時間の経過とともに改善していく流れが多いので、焦らないようにしましょう。

また、周囲の方からも、姿勢が少し悪くなったかなとか、ちょっと背中が丸くなってきたかなと感じる部分があったら、的確な診断を受けるようにアドバイスしてあげるのがいいでしょう。

あなたのアドバイスが相手の為になる事もあるでしょう。

今回の話が少しでも参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


脊柱管狭窄症と圧迫骨折は併発しやすい?理由と原因を考察

圧迫骨折と脊柱管狭窄症は似たような症状もでるので、併発しやすい傾向があります。

腰に起因する病態すべてが似たような症状になるので、併発しやすいという事が言えるかもしれません。

この記事で紹介している内容を知っておくことは今後の治療についてもプラスになると思います。

是非、参考にしてください。

 

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