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脊柱管狭窄症で歩けない。理学療法士が為になるアドバイスを紹介

脊柱管狭窄症 歩く

こんにちわ。

腰痛治療家で理学療法士の平林です。

足がしびれて歩けない・・・・

足が痛くて歩けない・・・・

歩いていると段々と、重だるさを感じて歩けない・・

などと。

歩くのが辛い状態になったことはありませんか?

このような、症状が少しでも感じたことがあれば、

ひょっとしたら、あなたは腰に病状を抱えているかもしれません。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの、症状に悩まされてしまう可能性もあるのです。

そうなってしまうと、早急に対処するべきでしょう。

という中で、

今回は、脊柱管狭窄で歩けない。

あなたへ贈る内容として。

  • 脊柱管狭窄症でも歩けるようになるために
  • 脊柱管狭窄症の原因ってなに?
  • 脊柱管狭窄症は手術しないと治らないのか?

以上の3点を含んで話していきたいと思います。

今回の記事を最後まで読む事で、

脊柱管狭窄症でも歩く事はできる!!!

という自信を持ってもらえると思います。

そして、

脊柱管狭窄症に負けない知識も得る事ができるでしょう。

是非、最後まで読んでほしいと思います。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

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1 脊柱管狭窄症でも歩けるようになるために。

脊柱管狭窄症でも歩ける

脊柱管狭窄症を発症すると、歩きにくくなること(歩行障害)があります。

でも、あきらめる必要はありません。

適切な対策を行うことで、歩行状態を改善できる可能性は大いにあるのです。

そのためには、リハビリに取り組むと良くなる傾向があります。

また、

投薬による薬物療法も効果的で。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)などの歩行障害に効果を示すこともあります。

なので、

どんな方法をとっても、あなたの症状に適している治療方法を見つけて、改善させる事が必要になると言えるのです。

諦めなければ、治療方法はみつける事ができると思うのです。

【間欠性跛行(かんけつせいはこう)】
しばらく歩くと、足にしびれや痛みなどを生じて歩けなくなるが、
休憩するとまた歩けるようになる歩行状態のことを言います。

1-1 リハビリに取り組もう

まずおすすめするのがリハビリです。

リハビリは病院で行うものだけではありません。

自宅で、自分一人で行うことができる内容もあるので、リハビリに取り組むのは効果的です。

また、

脊柱管狭窄症のために入院に至るのは、手術が必要となった場合などです。

一般的な脊柱管狭窄症の場合、入院が必要なくらいまで、急激に悪化することは稀です。

なので、

症状が軽い時から対策を行うと、悪化の防止にもなるので、症状が出始めたらできるだけ早くリハビリを開始すると良いでしょう。

リハビリは、患者様である(あなた)の状態を評価して、それぞれの方に適した治療プログラムを考案します。

したがって、

全ての方に万能な方法とは言えません。

人それぞれ治療方法が若干かわるのです。

そこで、

ここでは、比較的簡単に、自分で行えるものを4つご紹介したいと思います。

脊柱管狭窄症を想定したリハビリ内容として。

① 適度に歩く

歩き過ぎもよくありませんが、適度な歩行は効果があります。

脊柱管狭窄症の場合、胸を張った良い姿勢で歩くと症状が悪化する人が多いです(例外もありますが)。

歩行器などを使用すると、若干前かがみになりますので、脊柱管狭窄症の場合には良い(症状が軽くなる)姿勢と言われています。

しかし、これは絶対ではありません。

脊柱管狭窄症でも、前かがみで悪化する人もいます。

また、

両手でプッシュアップ(手の力で、上半身を持ち上げる動作。)はできるので。

上半身の重みを支える事ができて。

腰に掛かる負担を下げる効果もあります。

症状が強めの方には、両方の前腕(肘から先の部分)で、体重を支えることのできる歩行車が効果的な場合があります。

というわけで。

無理をせず、症状が出る場合は腰かけるなどして適度に休憩しながら。

長時間歩く練習が必要になるかなぁと言えるのです。

② 自転車こぎ運動をする

自転車こぎは、腰への負担が少なく、脊柱管狭窄症におすすめの一つです。

で、

本物の自転車だと、バランスが悪くなったり、自転車操作の反応が落ちるので、転倒や事故の危険性が高まるでしょう。

なので、

自宅用のエアロバイクなどで、自転車こぎの運動を賄うのがいいでしょう。

または、

自転車を漕いでいるかのように。

足を回転させる運動をするのがいいでしょう。

このようにおこなうだけでも有効です。

③ 筋力トレーニング

筋トレはいろいろな方法がありますが、自分の体重を利用するのが効果的です。

簡単な方法として。

椅子などに手をかけて、軽く立ち・しゃがみを行ってみましょう。

(この時に、後ろに転倒しないように注意してください。)

行う回数に特に決まりはありません。

10回程度から無理のない程度で行いましょう。

これが楽にできるようになれば、下肢の力がある。

という事なので。

比較的、筋力はある。

と思っていいでしょう。

あとは、立ち座りが基本的な目安になる。

と思ってほしいと思います。

④ ストレッチ

ストレッチは、沢山の方法があり。

腰回り、股関節を中心に行うのは脊柱管狭窄症に有効な方法です。

ストレッチをしないと、体が硬くなってしまい、姿勢が悪化しやすくなります。

で、姿勢が悪くなってしまうと。

結果的に腰への負担が強くなる場合が多いのです。

また、

前かがみの姿勢で、猫背になってしまうと、上半身を真っすぐに伸ばす事ができなくなってしまう。

という状態になってしまう可能性もあります。

ですので、

腰回り、股関節を中心にストレッチをする事は、姿勢の悪化を防ぐ役割にもなる。

ので、有効でしょう。

下記に簡単なストレッチの方法を紹介します。

① 股関節の前側、太ももの付け根の筋肉のストレッチ

片方の脚はまっすぐ伸ばし、反対側の膝を曲げて、胸に引き寄せます。

左右両側行います。

動作はゆっくりと、15~30秒程度ずつ行いましょう(左右5回ずつ程度)。

② 腰のストレッチ

次に両膝を抱え込んで胸に引き寄せてみましょう。

腰から臀部にかけてストレッチすることができます。

1-2 脊柱管狭窄症の正しい知識を学ぼう

腰椎部分では脊髄は馬尾(ばび)神経へ移行するため、腰部脊柱管狭窄症では、この馬尾神経が圧迫されることが多い。

脊柱管狭窄症は、様々な理由によって脊髄の通り道である脊柱管が狭くなったものです。

健康な状態であれば、脊柱管には余裕があって、脊髄を圧迫することはありません。

しかし、

その脊柱管が何かしらの理由で狭くなってしまい、神経を圧迫してしまう状態が脊柱管狭窄症というのです。

脊柱管が狭くなる理由には様々なものがあり、症状も一定ではありません。

まず大切なことは、自分の脊柱管狭窄症について知ることです。

脊柱管狭窄症に対する正しい知識を持つことで、自分の脊柱管狭窄症への適切な対策を行うことができます。

2 脊柱管狭窄症の原因ってなに?

脊柱管狭窄症 原因

原因は大きく分けると、

  • 加齢
  • 腰への過度な負担
  • 背骨の病気
  • 遺伝的要因

などがあります。

加齢やその他の原因によって、背骨の変形や椎間板の突出、靭帯の肥厚などが起こると、脊柱管が狭くなります。

ある程度の年齢になると、脊柱管の狭窄が起こることは珍しくはありません。

画像検査上では脊柱管狭窄が認められても、症状が出ていない方もいらっしゃいます。

もともと脊椎間にはある程度余裕があり(個人差があります)、

また、

脊髄自体が圧迫を受けても、軽度の圧迫であれば症状は出現しないことがあるのです。

神経は、ある程度以上の圧迫を受けると症状が生じます。

「正座」で例えてみましょう。
長時間正座をすると、神経や血管が圧迫されて足にしびれを生じます。

正座の場合は、しばらく時間が経過すれば回復することがほとんどで。
正座は一時的なダメージであれば回復します。

で、脊柱管狭窄症も正座のようなことが、背骨の中で起こっていると考えていただくと良いでしょう。

したがって、

長時間脊髄に圧迫を与えない工夫が必要であるということがわかります。

そのために、工夫としては、

時々姿勢を変えて(背中を丸めるなど)、症状の少なくなる姿勢を保つことなどがあげられます。

歩行器を使用して、やや前傾して歩行することも工夫の1つとなります(前傾姿勢で症状が改善する場合)。

どの姿勢で楽になるかは、個人差があります。

なので、

自分で確認するのがいいでしょう。

わからない場合は我々のような専門家の助けを得て確認すると良いでしょう。

3 脊柱管狭窄症は手術しないと治らないのか?

脊柱管狭窄症 手術

脊柱管狭窄症の治療は、結論から言うと手術は必須ではありません。

手術をしなくても、症状が改善されている方も沢山いらっしゃいます。

なので、手術でないと治らない。

というように思う必要はありません。

しかし、

一定数は手術をしないと治らない。

という方もいます。

この辺りを頭にいれて頂きたいと思います。

で、これよりは、

手術による治療の必要性について考えていきます。

3-1 手術は極力しない方が良い。という考え

脊椎管狭窄症の手術に限らず、手術には多かれ少なかれ危険が伴います。

感染の危険や出血、神経の損傷、術部に傷が残るなどリスクをゼロにすることはできません。

現代では効率的で安全な手術法が行われていますが、手術が成功したとしても、後遺症が残ることもあります。(あくまでも可能性ですが。)

手術を行うかどうかについては、医師の考え方や患者さん本人の価値観などによっても異なり、絶対的な基準が存在するわけではありません。

悪化を防止するために、早い方が良いという考えや、最終手段とする考え方などがあるでしょう。

どちらも理屈に適った考え方です。

そのような中で、

多くの医師は保存療法を基本としていて。

手術を行うのは、ある一定の症状が出現してからという立場をとっている場合が多いようです。

したがって、

重度の症状が出現しておらず、進行していないようであれば手術は極力しない。

という考え方も一つの選択肢として正しいものと考えられるかなと思います。

3-2 手術をするタイミングについて

で、どうしても手術でないと治らない。

手術で治したい。

という場合において、手術はいつ行うのがいいのか?

といったタイミングについて話していきます。

結論としては、

  • 保存療法の効果がなく、症状が悪化を続ける場合
  • 歩行距離が短くなる
  • 日常生活が困難になる
  • 筋力低下が進行する
  • 安静時にもしびれなどの症状が出る
  • 排泄機能の障害が起こる
  • 便秘、残尿感、失禁など

これらが目安として考えられるでしょう。

で、

排泄機能の障害の場合、生理的、日常生活的にも支障をきたすのと。

生命の危険にもかかわってくるので、手術の適応になることが多いです。

しかし、

このような状態になることは全体の中では少ないと言えます。

手術の反対に保存療法として、手術をしない治療があります。

それは、

薬物療法やリハビリ(運動療法など)、装具療法(コルセットなど)といったものです。

これらの治療で、症状の改善や状態の維持ができる場合も多いですが、状態の変化(悪化)によっては、手術の必要性を生じることがあるので。

手術も治療の一つとして。

考えるのがいいでしょう。

ここで紹介している、

手術の目安はあくまでも参考程度にしてください。

一番は、主治医と相談して、理解・納得して判断をするのがいいでしょう。

4 まとめ

今回は脊柱管狭窄症において、リハビリへの取り組みで歩行障害を改善させる方法や手術の必要性についてお伝えしました。

脊柱管狭窄症によって歩行障害を生じることがありますが。

リハビリなどの保存的療法を行うことで、改善または能力の維持をすることが可能です(すべてではありませんが・・・)。

背骨の変形などの原因は、保存的療法では根本的に取り除くことはできません。

しかし、

手術をしなければ治らないというわけではありません。

排泄障害などの重度の障害を生じた場合は手術の必要性もありますが、その可能性は高くもないのです。

なので、

できるだけ手術を避けるためには、早めの対策が大切です。

症状が出現したら早めに専門医の診察を受け、保存療法を開始すると良いでしょう。

少しでもあなたの症状が楽になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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