こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
あなたは湿布を使いますか?
湿布って、腰が痛い時に貼りたくなりますよね。
だって、湿布って、気持ちいいし。
ひんやりした感じが、痛みを抑えてくれる。
って感じが快感で。
暖かい湿布は適度な温度で心地よいという・・・。
どうでしょうか。
あなたは湿布を使うほうですか?
はい!!
湿布を使うほうだ!
というあなたはもしかしたら、お金を無駄にしているだけかもしれません。
湿布の本質をしらず、気持ちよくなるから使っている。
といったように、本当はつかわなくても済む痛みなのに、無駄に湿布を使っているだけかもしれないのです。
もし、湿布を使わないで済むなら、余計にムダなお金もつかわないし、時間も欠けず、メリットが多いと思うのです。(あ、もちろん、湿布が気持ちよければ使っていいと思うので。)
という事で、今回は、腰痛と湿布 というテーマで話していきたいと思います。
腰痛って、湿布で治るの?
湿布ってどんな役割があるの?
湿布の効果は?
湿布の使い方は
といった、4つの観点を含めて話していきたいと思います。
この記事を最後までよんで。
湿布の正しい使い方や本質を知って、適切に湿布をつかえるようになれるといいでしょう。
是非、最後まで読んで湿布の役割について知識を得て欲しいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
1 湿布は腰痛を治すものではない
腰が痛い時に多くの方が、患部に湿布を貼りたくなるのではないでしょうか。
今では貼るタイプの湿布や塗るタイプの湿布などと。
様々な湿布が販売されています。
で、その湿布は、腰の痛みを治す効果はあのでしょうか?
という疑問について。
答えとしては、湿布では腰痛自体を治すことはできません。
湿布は、そもそも、腰痛を治すものではなく、痛みを軽減するものです。
なので、腰痛を根本から治す場合は、湿布だけでは、根本から治療することは出来ません。
この事を頭に入れておきつつ。
これより、湿布についての役割などを紹介していきたいと思います。
1-1 湿布は痛みを感じさせにくくするもの
腰痛が起きた時に、応急処置として効果的なのが湿布です。
湿布には温湿布と冷湿布の二種類の湿布があります。
腰痛のタイプによって使い分けをすることによって、それぞれの腰痛に効果があらわれてくると言えます。
湿布自体は、痛みに対して効果があるのですが、そもそも痛みを根本から治療するものではなく、痛みを感じさせにくくするものになります。
なので、湿布は痛みを緩和させる道具である。
という事が言えます。
したがって、腰が痛くなっても湿布は、その場しのぎである。
という認識をもって使用するのがいいでしょう。
1-2 湿布はあくまでも、痛み止め
湿布は、根本から治療するものではなく、あくまでも痛みをとったり軽減する、痛み止めです。
なので、
腰痛を根本から治療したい場合は、運動療法や牽引療法、筋トレ、ストレッチ、リハビリ、電気マッサージなどが必要でしょう。
で、湿布の役割は、痛み止めのようなものです。
飲まない痛み止めと思ってください。
患部に貼り付ける事で、痛みを緩和させよう。
という目的のものになります。
ですが、
湿布をしたからといって、痛みが感じなくなる。
というわけではありません。
湿布をしても痛みを感じてしまう。
というのは少なくありません。
なので、
湿布も万能ではないという事が言えるのです。
1-3 湿布では根本の原因を治せない
湿布は根本的な腰痛の原因は治せません。
しかし、
痛みを感じさせなくする効果は発揮あることがわかっています。
腰が痛いと動くのも辛くなるほど嫌いなると思います。
この腰の痛みによって、生活に支障が出てきてしまったりする場合もあるでしょう。
なので、
その痛みをまず取るという点においても、湿布はある程度の効果が期待できます。
腰痛の根本の原因を治すことは出来ませんが、痛みを軽減させる為のものだと言えるでしょう。
2 そもそも湿布の効果ってなに?
では、そもそも湿布の効果ってなんなのでしょうか?
湿布は、傷んでいる患部に貼って治療を行う目的とした物になります。
一般的には、
- 肩こりや腰痛などの筋肉の痛み
- 手首や肘・膝などの関節痛
- 捻挫
- 打撲
などの症状に効果がある。
と言われています。
で、湿布にはさまざまな種類があります。
冷湿布もあれば温湿布もありますし、色の違うものもあります。
それらの違いは、含まれている成分や形状が異なり、特徴によって使い分けることができるのです。
湿布の種類によって効果というのはそれぞれ違うのですが、主に入っている成分というのは、
サリチル酸メチル、白い厚めの冷湿布・温湿布と呼ばれる湿布には、主に「サリチル酸メチル」という成分が配合されています。
これは自然界にも存在する物質で、植物に含まれているものです。
植物を患部に当てて痛みを抑えていたという言い伝えがあるなど、古くから消炎効果のある成分として活用されてきました。
次に、カプサシンです。
温湿布には「カプサイシン」が含まれています。
カプサイシンによって皮膚が刺激され、表面の血管が広がることによって血流量を増加させるのが主な目的です。
カプサイシンの刺激によって感覚神経を鈍らせ、痛みを感じにくくさせる効果が期待できます。
他には、インドメタシンやイブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなど。
湿布のパッケージに、よく書かれている成分名です。
これらの成分は「非ステロイド抗炎症薬」と呼ばれ、消炎効果や鎮痛効果が高いとされます。
これらの成分が湿布の効果を出していると言えるでしょう。
3 湿布の用途について
では、湿布の用途について書いていきたいと思います。
湿布には温湿布と冷湿布と種類があります。
腰痛はぎっくり腰など、急激な痛みがはしるものがあります。
そういった急激な痛みに冷湿布が効果があるとされています。
消炎作用があたり、気持ちよく感じたりと心理的な安心面を感じる事ができるのです。
次に、腰痛の中でも悩んでいる方が多い慢性的な腰痛に関して、この温湿布が効果があるとされています。
特に慢性的な腰痛や肩こりは、筋肉が凝り固まって発生している場合が多いので、そういった場合に温湿布は、筋肉やこりをほぐすということが出来るのです。
湿布にも様々な種類があるので、状況によって使い分けられるといいでしょう。
また、冷湿布も温シップも目的は同じで、痛みを取り除くため。
という事です。
なので、
あなたが冷湿布が気持ちよければ、冷湿布を使うべきですし。
温シップが気持ちよければ、温シップを使うのがいいでしょう。
是非、参考にしてください。
4 まとめ
腰痛になったかたであれば、一度は湿布をはってみたりしたことがあるでしょう。
なんとも言えない気持ちよさを感じますよね。
しかし、
湿布はそもそも腰痛の根本を治療できるものではありません。
痛みをとったり和らげたりできるものです。
なので、
腰が痛み出したら湿布に頼るのではなく、
根本的な治療をするようにしましょう。その根本の治療をするためには、リハビリや姿勢の改善といった。
運動療法などが有効です。
是非、この意識をもってほしいと思います。
今回も最後までありがとうございました。
次の記事もよろしくお願いいたします。