こんにちわ。
腰痛治療家で理学療法士の平林です。
『突然腰が痛くなって立てなくなった・・・・』
あなたは、このような経験をした事があるのではないでしょうか?
突然、腰が痛くなることは、誰にでもあり少なくありません。
さらに。
- 動けないくらいの鋭い痛み
- 崩れ落ちる程の鈍痛
- ズキズキ刺すような刺激痛
など、感じる強さの程度もそれぞれ違ってきます。
このように、
突然発症する腰の痛みは予想もできないし、
対策も難しいと思います。
でも、
もし、突然発症する腰痛を対策できたら嬉しくありませんか?
突然起きる腰痛に備える事ができるとしたら、嬉しいですよね。
そこで、
今回は『突然発症する腰痛の対策として、すぐ取るべき行動』
について紹介したいと思います。
突然起きる腰痛は、だいたい理由が決まっています。
- 不意に動いた瞬間
- 重い物を持ち上げようとした瞬間
- 腰を捻ったりした瞬間
- くしゃみや咳
などの動作で生じやすいのです。
このように、
腰痛の理由や可能性を知って置く事で、対策は可能になります。
何よりも、腰痛にならない為の体になる事もできるでしょう。
今回は、
このような話を交えながらお伝えしていきたいと思います。
腰痛を繰り返していたり、
ぎっくり腰の経験をされている方には必見の内容にしています。
是非、一読して頂きたいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
1 突然起きた腰痛ですぐとるべき行動を提案する。
ここでは、一先ず行うべき行動を三つお伝えしたいと思います。
※突然の腰痛とは、
【ぎっくり腰】の事を指す場合もありますが、
それだけではありません。
急性腰痛(きゅうせいようつう)と言われる範囲内でお伝えしています。
① ひとまず、痛みが落ち着くまで安静
動くのも、辛くて我慢できないくらいの強さであれば、
流石に痛みが落ち着くまで安静した方がよいでしょう。
動くのが辛い状態で無理をしても悪化するだけです。
基本的には、痛みがあっても極力動く事を推奨しています。
しかし、
動くのも激痛で辛い場合は、
痛みが落ち着くまで一旦、安静をする事は一つの良い方法かと思います。
無理して動かず、安静も考慮してみましょう。
② うつ伏せになってみる
うつ伏せは、意外と腰には良い姿勢になります。
うつ伏せをする事で、
腰の筋肉や関節がストレッチされる状態になり痛みが軽減するのです。
最近では、腰痛には良い姿勢とされてきています。
腰痛患者の7割りがうつ伏せは痛みが楽になる。
と言われてもいます。
③ 仰向けで腰の下に丸めたバスタオルを挟んでみる
この方法は、
横になっている時に効果を発揮する方法です。
仰向けで寝た時に腰の位置を良い状態に保つための方法になります。
このように補助としても、
腰を理想的な姿勢の位置にしてあげることが腰痛対策に繋がると言えます。
2 突然の腰痛ってなに?
突然の腰痛で有名なのは、ぎっくり腰ですよね。
ぎっくり腰というのは、
海外では魔女の一撃と言われる程の痛みを伴うものです。
ぎっくり腰は、痛みがひどい時期は、
生活に支障をきたすほどの痛みを伴います。
トイレにいくのにも大変だったり、
寝ているのも辛くなってしまったり、
じっとすわっていることすら辛くなってしまったりするでしょう。
この突然の腰痛、ぎっくり腰は、急性腰痛症とも言われています。
病院では腰椎捻挫や、筋膜性腰痛症と診断される場合もあります。
筋肉が硬くなってしまっているところに不意な力が入ってしまって、
筋繊維を傷つけてしまって、
痛みが生じることからこういう事が言われているのです。
しかし、
実際には細かい原因は不明です。
腰椎の捻挫であれば、
捻挫が改善すれば、痛みは無くなる事でしょう。
しかし、
腰椎捻挫という診断でも、
数週間、数か月と腰の痛みが続いている人もいるのが実情です。
なので、
ぎっくり腰や急性腰痛の細部まで、
原因を突き止めるのは難しいと言えるでしょう。
3 病院にいくべきか?行かなくてもいいのか?
突然の腰痛で動けなくなったら、
病院に行きたくてもいけないでしょう。
そういった痛みであれば、
無理して病院に行くべきではありません。
動けるようになったら、病院へ受診する。
それまでは、
痛みが治まるまで、
患部に刺激を与えすぎないように『安静』をこころがけましょう。
3-1 病院に行った方がいい時の目安
病院に行ったほうがいい時の目安は、
『何をしても痛みがひかない・軽減しない』
と言った場合です。
さらに
- 安静にしても全く痛みがひかなかったり
- 足のしびれが出てきてしまったり
- 痛み以外にも症状が出てきてしまったり
した場合には、病院に行く必要がある思います。
3-2 病院に行かなくても良い時の目安
病院に行かなくても良い時の目安は、
『痛みがひいた・軽減した』といった場合です。
急激な痛みがなくなってきたら、
特に受診せずに、無理はしない程度に生活しておけば、
病院にいかなくても大丈夫でしょう。
その代わり、無理は絶対してはいけません。
無理をすると悪化してしまう恐れがあるので、
日常生活の中で無理をしないように気を付けるべきでしょう。
4 医療機関・受診科はどこが良い?
では、突然の腰痛は、
どこの医療機関を受診すればいいのでしょうか?
一番は、整形外科を受診するのがいいでしょう。
骨折や筋力低下などの神経症状がないか、
レントゲン等で確認をしてもらうのがベストです。
そして、
その症状に適した治療方法を処方してもらうのが良いでしょう。
また、
軽い腰の痛みの場合は、
整骨院や整体、カイロプラクティック等に通うのもいいかもしれません。
試してみないとわかりませんが、
そういった治療施設でも治してくれる可能性はあるでしょう。
それに、
整骨院や整体は保険がきく場合もありますので、
割安で治療を受けることができると思います。
したがって、
整形外科に受診をするか、
整体・接骨院などの治療施設を試してみる。
という流れが良いのではないでしょうか。
5 突然の腰痛にならない為に必要な事
では、
突然の腰痛やぎっくり腰にならないためには、
運動や生活習慣を見直す必要があります。
腰の筋肉を固めすぎないようにすることや、
太りすぎて悪い姿勢になってしまうのもぎっくり腰の原因となります。
日頃から、
腰痛やぎっくり腰にならないように、
体操や、運動、生活習慣を見直すようにしましょう。
ぎっくり腰や突然の腰痛の原因は、『腰の可動域制限』が主です。
前屈や後屈、側屈などへの動きに制限が生じてしまう事により、
腰の硬さによって、腰痛が現れてしまう。
といった事が多々見られます。
なので、突然の腰痛を予防するためには、
【腰の柔軟性の獲得(可動域制限の改善)】
が何よりも重要だと言えるのです。
是非、意識してほしいと思います。
6 突然の腰痛。辛かった体験の紹介
磯部さん(仮名) 女性 35歳 専業主婦
「ある夜、普段通りに眠りました。
特に腰に注意はしていなかったと思いますが、痛いということもありませんでした。
そして、夜中にふと目が覚めてトイレに行こうと起き上がろうとしたときです。
突然、鋭い痛みが腰に走ったのです。
私はそのまま起き上がることができずに布団の上に転がりました。
また、起き上がろうとするのですが、そうすると同じように鋭い痛みで起き上がることができません。」
古田さん 男性 56歳 会社員
「もともと腰が弱かった私は、くしゃみをした瞬間、『ぴきっ』というするどい痛みが腰にささり、倒れこむようになりました。
これがぎっくり腰の痛みかと思うほどの痛みでした。
痛くてそれからは四つん這いにならないといけないほどの痛みとの戦いでした。
トイレに行くことも、じっとしていることも痛く、生活に支障をきたすほどでした。」
芳賀さん(仮名) 女性 48歳 OL
「仕事中に、下に置いてあるダンボールを持ち上げようとした時に、腰に不快感が出ました。
何かな?と思い、気づかないように過ごしていましたが、痛みはどんどんひどくなっていって、座っていることもきつくなってきました。
痛みがひどいため、会社を早退して、整形外科にかけこみました。
そうすると、急性腰痛、ぎっくり腰ですねと診断を受けました。
それからは痛みで仕事にならないため、会社にお休みをいただいて、安静にしていたら、数日で生活は出来るようになり、会社にも出社できるようになりました。
魔女の一撃と言われる理由がなんとなくわかりました。
ものすごい痛みで、生活に支障をきたすなんて思ってもいませんでした。
もうあの痛みには耐えられそうもないので、常日頃からストレッチや運動をすることを欠かせないようにしています。」
ぎっくり腰を体験している人は突然、
痛みに襲われている方が多い事がわかるでしょう。
ぎっくり腰は、突然襲ってくるのです。
ヒドイと、生活に支障をきたすような痛みになってしまうので、
常日頃から気をつけるようにするのがいいですね。
7 まとめ
突然の腰の痛みは困りますよね。
動けなくなったり、仕事にも行けなくなったりと。
辛いことばかりかと思います。
さらに、
ぎっくり腰や急性腰痛はなってしまってからでは、遅いです。
なので、
対策や予防をするのが一番です。
痛くなってから対処するのではなく、
痛くならないように予防・対策をするのが何よりもいいでしょう。
是非、今から意識していただきたいなと思います。
今回の話もあなたの参考になれば嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。